どこに行くか何時に帰るかなんてどうでもいい
2回目高級外車勝手に買ってきた件もあり、愛人が居る気配もあったが、前回も書いた通り何も気にならくなっていた私は、そんな事はどうでも良かった。
どこに行くのか何時に帰るのか、それさえも聞くこともなく、月日は流れて行く。
この頃から、自分のやりたかった趣味も広げて行ったり、年に数回は国内や海外へ旅行へ出かけたりして、子ども達の手が少し離れたらやりたかった事をどんどんやるようにして行った。
日常生活で元夫は「透明人間」のように見えないように思っていたが、それでも目に入る時は目に入ってしまう。
イヤなものを見てしまうと、多少のフラストレーションも溜まる。
言うなれば常に溢れそうなコップを抱えているが、数日間旅に出ることで少しそのコップの水が抜ける。キレイな景色を見て心が洗われ、美味しいものを食べて。だからまた頑張れる。
水が溢れる前に次の旅の予定を入れるのだ。そうすれば、その日までワクワクしながら仕事も家事も頑張れる。そうやって、自分なりの楽しみを見つけてリフレッシュしていた。
そのうちに第一子、第二子も大学を卒業し社会人に。学費も二人分は払い終わり、部活のサポートも終了。
後は第三子の4年分の学費だけだ。
部活のサポートもなくなれば、一人分ぐらいは楽勝に感じていた。
ある日突然の宣戦布告が
第三子が高校を卒業する頃、多分この人が愛人だろうと以前から思っていた女性から、私のSNSのタイムラインに突然の書き込みが。
この女性の事は以前から知っていた。何と、子どもの同級生の母親だ。
元夫は子どもが小学校の時に所属していたチームの指導者をしていたと書いたが、不倫相手はまさかの保護者だ。何のための指導者だ？気持ち悪いにもほどがある。
ここで、その女性がどんな感じなのか少し書いてみようと思う。
保護者会で、ぐてんぐてんに酔っぱらって別の保護者のお父さんに抱き着いたりするタイプだ。
（それを見ていた私たち他の保護者は完全に引いていたが・・・）
そして、元夫にも抱き着いていたとか、そのような話を聞いてはいた。
（ご近所の皆さんは丁寧にそのような情報、それ以外の情報もたくさん教えて下さるのです）
いい大人が他の保護者も見ている所でそんなことをするなんて、私からしたら常識を疑うタイプの女性。
そして、いくら元夫がバカでも、いくら何でもあの人とはないだろう・・・と思っていた。
だがしかし。完全に間違い。買い被り過ぎ。誰でも良いのか！？
若くてキレイなお姉さんなら何とも思わないのだが。あ、若くてキレイなお姉さんなら、それ相応のお金を貢がないと相手にしてくれないか。
しかし、書かれていた内容は・・・
お宅の旦那さん、保護者の〇〇さんとデキてますよ。
的な内容。年齢がいってる割には、ちゃんとした日本語ではないような中学生が書くような文章。
そして尾行していたのか、 ご丁寧に写真まで貼り付けてあった。
あら？あなたが愛人じゃなかったの？
というのが、私の感想だ。元夫は、保護者1号から保護者2号に乗り換えていたようだった。
後から聞いた話だが、巻き込まれていた近所の人たちからの報告によると、乗り換えられた保護者1号は、やはり元夫を尾行したりしていたらしい。
そして怒り狂って、現場を目撃した夜に私のSNSに書き込み、その勢いで「奥さんに絶対ばらしてやる！！」と、近所の人たちにも息を巻いて、自分が今見た光景を電話しまくっていたそうだ。勝手にやっておくれ。
私はすぐに投稿を削除しブロック。誰が見るか分からない所に書き込む無神経さに呆れた。
そんなに私に伝えたいなら電話番号も知ってるだろうに、直接電話してくればいいのに。
さあ、ここに来て急な展開。私はもう一度計画を練り直すことにした。
今、年齢を重ねて分かったこと
私の周りの友人は、それこそ20年・30年という結婚生活を送っている者も多いが、8割近くの確率で、「夫の不倫」を経験していると思う。
前回、携帯電話のメールやLINEから発覚する事が多いと書いたが、そもそも「怪しい」と思う行動があるから、探りを入れるのである。
具体的に、どういう行動が怪しいかと言うのにはいくつかパターンがあるのだが、
ほぼ「嗅覚」で分かるのである。
中には完璧を装っているつもりで、疑惑を抱かれるような事はない、妻は気づいていないと思う夫もいるのだろうが大間違いである。
これは、20年・30年と妻をやってきた場合、「うちの夫も不倫してたのよね」などという会話は、私たちの間では普通に交わされている。はたまた「最近、どうも愛人が変わったようなのよね」などという話なども上がる。
そこからどう折り合いを付けて、人生を楽しむかという事である。
だが、皆が皆そうではない。
中にはちゃんと信頼関係を築いている夫婦もいるという事も伝えておこう。
私の周りだけなのだが数十件聞いて来た、不倫発覚の話をまとめると、だいたいこんな感じである
- 急に体を鍛えだす
- 口臭ケア製品を買いだす
- 制汗スプレーなどを買いだす（中には車にも置いてある場合も）
- 今まで聞いていなかったようなジャンルの音楽を聴きだす
- 服装の趣味が若干変わる
やたらとパソコンやスマホを触る、急に冷たくなるなど、分かりやすいものではなく、普段の生活の中で「ちょっとした違和感」が漂うのである。
挑戦的な愛人の場合だと、きつい香水をわざとに付けられる場合もあるし、ある日突然家に突撃されたという事例もある。
言うなれば「階段を下りる足音」でも、分かるようになる。何だか「いつもと違う」のだ。
そして、いつどこに行ったという報告も、全て時系列に記憶している。
少しでも後でつじつまが合わなくなるような事があれば、言わないにしても全てチェックしているのである。
本人が自分では気づかない「浮かれた言動」は、必ず見破られているのだ。
妻をなめるな
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